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守らなければいけない福祉サービスの原則とは
2017.09.02
福祉サービス

守らなければいけない福祉サービスの原則とは

福祉サービスは、提供する側、利用する側のお互いの信頼関係で成り立つサービスです。人間関係を良好に保つためにも、お互いの立場の原則をしっかり認識しておくことが必要です。ここでは、介護・障害者サービスとその場合のルールについて、見ていきます。

利用者の個人情報の守秘義務


福祉サービスを提供する側での、第一の原則は、個人情報の守秘義務です。利用者の情報は、施設内だけのものであり、関係者以外には漏らしてはいけません。個人情報を扱う企業として、職員への指導を徹底し、扱う書類には鍵のかかる保管方法をとるなど、トラブルを防ぐ対策を徹底する必要があります。プライバシーの侵害についての対策も重要です。利用者の自宅の情報を、必要以上に聞きだし、利用者との関係や、家庭の事情を公にしないことが求められます。福祉サービスの利用は、家庭の事情に大きく関わり、利用について、公にしたくないと思っていらっしゃる方も存在することを知る必要があります。利用者同士の会話でも、行き過ぎた話にならないよう、職員が気遣うことも大切です。

利用者側が原則とするもの


福祉サービスを利用する利用者とその家族が、原則とするものとは、情報公開です。利用する方の日常生活の様子や、配慮すべき点など、できるだけサービスの提供者へ、報告することが求められます。この情報は、職員の対応方法に影響し、利用者が安全に、快適に過ごすために重要です。服薬の変更など医療情報や生活習慣に改善や異常が見られた場合など、できるだけ正確に報告しなければいけません。福祉サービス側も、報告を求めることを怠ってはいけません。この点については、両者が情報を共有することが求められます。福祉サービスは、利用者のリハビリにも活用され、その情報が今後の運動や作業のプログラムと関係します。利用者の家族と、サービス提供者との密なコミュニケーションが大切になります。

利用者の意思を尊重すること


一度に多くの利用者を相手にするサービスであっても、利用者個人の意思を尊重することが原則とされます。例えば食事の時間でも、食堂に行きたくない、という意思を見せた利用者を、無理に食堂へと連れて行ったり、食べたくないものを無理に食べさせてはいけません。利用者は、否定的な態度をとることで、何かしらの意思表示していることが多く、その気持ちや想いを受け止めてあげることが求められます。サービス提供者は、集団行動にこだわらず、個人の意思を尊重することが大切です。利用者が、いつもと違う極端な態度を示した時などには、本当に求めている物を知るために、本人と家族との我慢強いコミュニケーションが必要になります。